【 妖怪アパートの幽雅な日常 】
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    13歳で両親を失った主人公“夕士”が高校進学と同時に入居したのは、
    人呼んで“妖怪アパート”。
    共同浴場は地下洞窟にこんこんと湧く温泉、
    とてつもなくうまいご飯を作ってくれる「手首だけの」賄いさん・・・。
    次々と目の当たりにする非日常を前に、夕士の今までの常識と知識は砕け散る。
    「普通ってなんだろう?」そんな思いが交差して行く・・・。


    子供向けで読みやすいのに、書いてある事は“ジーン”と来る大人でも味わえる内容。 
    児童書と侮るなかれ!!


    “不幸のフィルターでまわりを見ているから、世の中は歪んで見える”
    ・“我慢してほっとかれろ、そして考えろ!”
    ・“すべての存在には、意味がある。すべての出来事に意味があり、
     それは何かと、誰かと、どこかで繋がっている。”
    ・“人の中にはいろんな才能が眠っているのかもしれない。それを花開くには
     「偶然」という要素が不可欠なのかもしれない”
    ・“苦しみも哀しみも物事のたった一面に過ぎない”

    ・“大丈夫ならいいけど、大丈夫じゃない時にはちゃんとそう言えよ、大丈夫じゃなくていいから”
        ・・・などなど、随所にさり気なく名言がちりばめられているのも、魅力のひとつ。

    この本に出会ったのは、3年前。
    それ以来幾度となく、繰り返し読んでいる。
    イイ本に出会うと、人との出逢いにも似た高揚感が走る。
    読者は年を重ねるけど、本はいつ読んでも年はとらないから、
    読んでいた当時の思いにふれる事も出来る。
    ふとした時に手に取り読み始めると、そこから何かまた
    揺れ動く感覚を呼び起こす事もある。
    同じ文面でも、その時の環境やココロの状態でまた違った感覚に捉えられるのも、
    読書の楽しみのひとつかも知れない。

    ただ、出会う全ての本が心を揺れ動かす程の影響を与えてくれるとは限らないから、
    イイ本に出会えた時は、ココロの揺さぶりも一入。笑


    「妖怪アパートの幽雅な日常・全10巻」
    まだまだこれから・・・。そんな事を思わせてくれる作品。


          



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