【 奏でる・秋 】
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     必須課題のピアノを必死で練習した大学時代。
    ピアニストのしなやかな指とは程遠く、ごっつい手指にピアノの鍵盤は窮屈この上なく、
    つる事もしばしば・・・。(100回スクワットの方がよっぽど楽だった。)
    そんな僕に嫌がりもせず励まし、時には激を飛ばしピアノ初心者を
    一度も単位を落とす事無く、卒業へと導いてくれたクラスメートの女性がいた。
    最初は高校が同じ鹿児島だったという共通点がきっかけだったが、
    四姉妹の末っ子だった彼女にとって僕は、兄的存在だったようでほっとけなかったみたいだ。
    逆に兄弟三人の僕には、いつしか妹の様に思えた。

    彼女の結婚式に『もしもピアノが弾けたなら』を弾き語りした。
    必死で練習し、当日に臨んだ。
    震える手以上に、感謝の気持ちと本当の妹の結婚式の様で、
    こみ上げるものがあり心を込めて

     ♪思いの全てを唄にして、君に伝えた♪

    外は少しずつ秋の気配。
    またピアノが弾いてみたくなり、今また奏でている。
    いや、到底奏でるまでには至っていないけど、
    最後まで諦めずやり遂げた苦手ジャンル。
    またいつしか誰かの為に、思いを込めて奏でてみたい・・・。





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